参鶏湯で思い出したカレーライスの話

日記

世間の皆様が仕事始めにウンザリしている頃、ひやむぎは38.4℃の熱を出しグッタリしています。

症状を自覚する前にひやむぎが禊にリクエストしたのは参鶏湯。生姜とニンニクの効いた鶏ガラのスープにもち米と白ネギ、あとは手羽元を入れて作る体ぽかぽかレシピです。

寒い日や風邪ひいた時はこれですよ。生姜とニンニクで体が内側からポカポカしてくる優しい味。

仕事中にお客さんから何か貰っちゃったのか、口開けて寝てたら喉やられて扁桃炎でもやっちゃったのか。明日まで熱があったら仕事休んで病院行きです。

そうそう、風邪のときのご飯といえば。

小学5年生の時、『カレーライス』というお話を習ったことはありますか?

共働きの両親と、男の子の話です。

出張が多いお母さん、作中でも出張で1週間家を空けています。その間、家にいるのは男の子(たしかひろし)の2人だけ。

そしてその「お父さんウィーク」は何があろうとも夕食は甘口カレー縛り。なぜって、お父さんがそれしか作れないから。

料理下手なお父さんが頑張って作るんだけど、野菜は切り方がデタラメだし芯は残ってるし、なによりルゥが甘ったるくて仕方ない。

来る日も来る日も出てくる激甘カレーにウンザリしながら、「お父さん激甘カレーウィーク」を過ごします。

ところがお父さん、週の真ん中でタイミング悪く風邪ひいて仕事を早退して帰ってくるんです。

ちょっとした喧嘩を引きずって気まずい2人でしたが、ひろしがこれを機に歩み寄ります。

熱で寝込んでるお父さんに代わって、その日の夜ご飯を作ると言うのです。

おお、やるやんひろし。ええ子や、お前はええ子や。そのまますくすく、素直で優しい子に育つんやで。

ほんで、家庭科で習った料理は何を作るんや?

「カレー(中辛)」

ひろしよ、すくすくと素直で優しく、それでいて料理のレパートリーが多いもこみちみたいな人になってくれ。

昨日まであんだけ食べたのにまたカレーでいいんか。

甘口と中辛の差異だけで許せるんか。

そしてこれに対しお父さんは「それ、中辛だぞ?食べたら口の中、ひいひいしちゃうぞ?」みたいなことを言うんです。

あんたもツッコむところそこなんかい。

可愛い息子が作ってくれるとはいえ、インフルエンザみたいな熱が出てる時です。そんな時にこの人はカレーなんて食べられるのか。

書いている今、体温計は38.9℃を示しました。おそらくお父さんと同じ境遇です。

いくら無類のカレー好きとしてお馴染みのひやむぎでも、さすがに禊が「今夜はカレーだよ」って言ってきたら一旦話し合います。

むりむり、重たい重たい。

食べれて2口くらいでは。

食欲はあるんですが、だからってそんなガッツリ男飯は胃が受け付けてくれません。悲しいかな30歳ひやむぎ、胃腸の機能も全盛期のそれに比べたら遥かに劣ります。

完成したカレーを「そうかぁ、ひろしも大人になったんだよなぁ。そうだよなぁ。」と感慨深そうに食べるシーンで物語は終わります。

その後のお父さんが心配でなりません。

物語上の人物の心配する暇があったらその熱を下げろとフォロワーさんにお叱りを受けてしまいそうです。

先程禊に熱を計らせたら、ついに37.6℃の発熱を確認しました。どこにいくにも仲良しこよし、病気は道連れ世は情け。

おそらくこの移り方ならインフルエンザ当選確実。選挙速報であればはらはらと舞う紙吹雪の中で候補者が万歳三唱している頃合です。

ひやむぎさん、当選確実ですがいまのお気持ちは?

はい、極太綿棒にも屈しない強い意志を持ってインフル検査に臨みたいと思います。

こういうくだらんボケがいつもよりスラスラと出てくるということは、案外病気も悪くない…わけがありません。さっさと治します。

フォロワーの皆様、心配のリプありがとうございます。ひやむぎも禊も症状自体は軽いものなので、すぐに回復すると思います。

皆様におかれましても、手洗いうがいは念入りに、#呑むぢぇ〜 もたまにはお休みして体に良いものを。

明日は春の七草ですね。

今日は以上です!

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