【アーカイブ】ひやみそ in 新潟2日目

日記

どうもどうも、ひやむぎです。1日目に引き続き新潟紀行をお送りいたします。

禊 / 懐かしの学び舎 /父との再会

アナザースカイしてきました。禊の母校、上越市立上杉小学校。この日は振替休日でお休み。

この小学校の隣にあるお墓に、禊のお父様が眠っておられます。

都市部から離れた町によくある「公園とかの横に突如出現するタイプのお墓」です。

前日から降り続く雨に湿った土を踏みしめ、ぬかるみを避け、やっとの思いでお父様発見。

前日のうちに用意しておいたお線香をお供えし、ご挨拶。風で線香に火が付かず15分くらい奮闘。次回からはきちんとターボ付きのチャッカマンを買っていきましょう。これはテストに出ます。

お父様、お初にお目にかかります。罷り来しましたるはひやむぎと申します。お嬢様を我が家に迎え入れはや1年と半年。いろいろなことがありました。この度はお嬢様と夫婦になると心を決し、ご挨拶に伺った所存でございます。

なんてかしこまったご挨拶はひやむぎには難しく、墓前ではいつものゆるっとした感じ。お父様、こんな気骨ふにゃふにゃのひやむぎをお許しくださいませ。

守るところはきっちり守っております。

やるべきことはきっちりやっているつもりです。

生活態度は良いほうだと思います。少しだけのろまですが。

彼女も私の隣ではよく笑うようになったと思います。ツッコミが追い付かずよく息切れしていますが。

悪夢にうなされることも減ったようです。安らかな寝顔にいたずらしているのはここだけの話、くれぐれもご内密に。

旧家の近くに会ったお肉屋さんの店主夫妻に会いました。禊が新潟を出て幾年にもなるのに、顔を見ただけで思い出したのには驚きました。家族構成なんかもしっかり覚えている。プロだ…!

お昼ご飯がまだだったのでとりあえずおやつに。アイスが売ってあったので買うことに。

「PARM(パルム)ください。」

「はーい、お待ちくださいね。」

「ん、おばちゃん、まさか箱売り?」

「そうなの!これだけ箱でしか売れなくって!」

「そんなに食べきれないから!ばら売りしてるのどれ?」

そうして買ったのがこのアイス。子どもの頃にすごく憧れていたうずまきソフト的なやつ。

たまに食べるとすごくおいしく感じます。

イオンでチャーシュー丼、バスターミナルでカレー

とりあえず買いそろえたいものがあったので近くにあったイオンに向かいました。「たこ焼き食べたいね~」とか言いつつ、いざお店についてみたらしっかり丼ものとフライドポテトを注文。ちなみに時刻はほぼ15時。

おやつじゃん。

我々の悪い癖です。メニューを見たらとりあえず食う。そして大体の場合、あとあと後悔する。案の定食べ終わったら満腹に。

まぁお墓参りも終わったしあとはのんびりいいでしょう…なんて思ったら。

「バスターミナルのカレー、食べる。」

バスターミナルのカレーとは、知る人ぞ知る新潟名物。新潟空港の土産物店にはバスセンターのカレー味の柿の種という、名物を名物で塗り固めたような逸品が並んでおり、そのとなりにはカレーで煮しめたような色のTシャツも販売している。挙句の果てにはそこで使われているデザインそのままのレプリカスプーンまで販売している。

万代シティバスセンターの1階にある立ち食いそば屋「万代そば」で、蕎麦やのくせして蕎麦よりカレーが旨いという口コミから続々とファンが増え、現在に至る。

ひやむぎのバス垢のフォロワーさんから教えてもらって以降、新潟に行った暁には必ず足を運ぼうと誓っていた。これは行くしかない。

15時にチャーシュー丼を食べたばかりだが、万代そばの開店時間は19時まで。早くしないと食べ損ねてしまう。その一心でアクセルを踏んだ。

なんとか到着したのは18:33、ギリギリ間に合った。

ダッシュで横断歩道を渡るひやみそ。

禊「こっちじゃない?」

むぎ「こっちに行った方がカレーの匂いする。」

犬か、俺は。

しかしカレーを前に野性を取り戻したひやむぎの嗅覚は正しい道へと導いた。

「そば・うどん・カレー」の文字を見つけた。

カレーの詳細はこちらに。

大浴場 without バスタオル

2日目に滞在したのはルートインホテル。出張が多いビジネスマンなら一度はその名前を聞いたことがあるホテルだ。

カレーを食べ終え満腹になった腹を抱え、ホテルに向かった。駐車場に入ってみると初心者お断りとも言いたげな激狭駐車場がお出迎え。大小さまざまな車が駐車しているせいで広さが一定でなくなった車路を30mほどバックで潜り抜け無事駐車。

駐車場の空きがあと2台だった。今日はなんだかギリギリ間に合うことが多い日のようだった。

全国旅行支援がここでも使え、この旅で2度目のクーポンをゲットした。

ホテルでは楽しみにしていることがあった。長旅の疲れを癒してくれる大浴場だ。不慣れな道を不慣れな車で走る。前職の「九州どこでも社用車とトラックで走ったるでぃ!」時代ならもっと楽だったかもしれないが、経理になり運転をあまりしなくなったひやむぎには無自覚に疲れが蓄積していた。

その溜まった疲れを流してくれる大浴場、あぁ、甘美な響き。

お風呂でカメラを出すのはマナー違反だし、そもそもアラサーのひやむぎの誰からも求められていないお色気シーンなんて載せればこのブログの存続にかかわる。

よしんば禊のそれだったとしても、ひやむぎが社会的に(または物理的に)抹殺される未来しか見えない。

なのでいらすとやから拝借した大浴場のフリー素材で我慢してほしい。

体を洗い、いざ湯船に。まだ浴場には誰もおらず、この広い湯船にぽつねんと一人。思い切り脚を伸ばし、全身の力を抜く。凝り固まった首と肩がすっとほぐれていく。

そのとき大浴場に50代くらいのおっちゃんが入って来た。まだ入浴前だというのに、波平さんを彷彿とさせるその頭にはフェイスタオルがのっている。

頭の上のそれ、早すぎはせんか。風呂に対する気合が入りすぎている。

その時ひやむぎはハッとした。「あれ…タオル…?」

そう、タオルは部屋から持ってこなくてはならなかったのだが、うっかり忘れたことに気づいたのだ。

風呂に対する気合がなさすぎである。おじい、頭の上のそれ、貸してくれ…。

こうなれば疲れを取るなどということは考えられなくなる。どうやってびしょ濡れの体を乾かし、どうやって服を着るか。その2つが脳内を支配する。自分は風呂から無事脱出できるのか。もしこのまま体を拭く手段が見つからなければスマホで女湯にいる禊に救援を求めなくてはならん。

しかし禊に連絡したからと言って彼女が男湯に入るわけにはいかないから、禊→女性ホテルスタッフ→男性ホテルスタッフ→ひやむぎでタオルを受け渡すという実にややこしいことになる。

タオル1枚にかけていい労力ではない。

というかそれなら自分でスタッフさんを呼べばいいではないか。いかん、そんな初歩的なところでひっかかるとは、今の自分はよっぽどパニくっている。

乾けば、それでよし

風呂場から脱衣所に出るときは極力体についた水分を払うのがマナーだ。濡れたまま出てしまっては床がびしょ濡れになり後に使う人が迷惑する。

しかしそれは「体を拭く万全な手段を持った人間」における条件だ。

今のひやむぎにそんなものは備わっていない。ひとまず今ある持ち物を確認してみよう。

・ボディタオル
・洗顔

ひとまずボディタオルで頑張るしかない。プールでもないのに耳に水が入った風を装い、出入り口付近で跳ねてみる。

3回跳ねたところで40代くらいのおっちゃんが入ってきて目が合った。
腐ったみかんを見るような冷酷な目だった。

良い子のみんなとタオルを持っているお友達はマネしないように。

ボディタオルを極限まで絞って体を拭き、水分を含んだら絞り、また体を拭く。

これでなんとか体の水分は払えた。

髪は高校の風紀検査でも文句のつけようがないほどの短さなので、おそらくドライヤーでどうにかなるだろう。

これ以上試行錯誤しても、湯に浸かっている波平のタオルは借りれないし、冷酷おやじの目つきがこれ以上冷酷になるだけだ。

大丈夫、もう行ける。

自分を奮い立たせるアニメの主人公のような言葉を心に、脱衣所への扉を開いた。

足元は濡れなかった。成功だ。とりあえず浴衣を着よう。

棚に手をかけたその時、新しいバスタオルを見つけた。

「あら、タオル持ってきとったやん…」

手に取った刹那、見覚えのないトランクスが落ちた。先ほどのおじいのやつだった。

「もういやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

似た袋を持ってくるな!先ほどの安堵感を今すぐに返せ!タオルと共に!!!

ひやむぎの棚はその1つ左だった。

ちなみに禊もタオルを持っていないのではと心配したが大丈夫だったようで、実にすっきりした表情で出てきた。

そして、3日目に続く

なんやかんやあった旅も残すところ1日。

急遽リア凸することとなったしおりちゃんに会う日だ。禊がものすごく張り切っている。

次回「ひやみそ&しーちゃん プリと水族館珍道中」お楽しみに!

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