【佐賀県唐津市】唐津城は目の前!「鶴つる」で食べた忘れられないうどんとそばの話

グルメ

こんにちは、ひやむぎです!

今回は佐賀県唐津市、唐津城からきっと一番近いうどん屋さんの紹介です。

先日有田町まで名物の呉豆腐を買いに行く道すがらに立ち寄ったのが「鶴つる」といううどん屋さん。

以前にもおいしい肉うどんをいただいたことがあり、「また行きたいね~」なんて禊と話していたのを思い出して車を走らせたのです。

鶴つるはこんなお店!

昭和バス「唐津城入口」バス停の真後ろ、赤い郵便ポストのところが入口です。

のぼり旗が出ていなければ見落としてしまいそうなほどこぢんまりしたお店。

よく見ると窓に店舗の名前が書いてありました。

「はいはいどうぞ、いらっしゃいませ!どうぞどうぞお座りください~!」と元気に迎え入れてくれたのはお店のおばちゃん。80歳間近だというから驚き。見えない見えない。

むしろもうすぐ70になるひやむぎのばあちゃんよりもよっぽど元気。まるで久しぶりに帰って来た孫を出迎えてくれるような素朴で優しい雰囲気です。

壁に貼られたメニュー。今どきこんな価格でうどんが出てくるところってそうそうありません。個人店だからこそ為せるのか。

今回はおそばが食べたかったのでごぼう天そば(430円)ととろろ昆布そば(430円)を注文しました。待つことしばし。

「待っとく間に食べよかんね。この間作ったとばってんが、ピリっとしとっておいしかよ~!」

そういって小皿に盛られたちりめんじゃこが登場しました。

ちなみに後日行くとちりめんじゃこがいりこになってまして。味は変わらずおいしいまま。

さらにきゅうりの酢の物もいただきました。酸っぱいなかにもほんのりとした甘みがあって、すごく優しい味。

できることなら買って帰りたい。家でも食べたい。

「もう平らげてしまってよかけんね。たんと食べてんね。」

うどんを茹でつつ優しく話しかけてくれるおばちゃん。それだけでもほっこり温かい気持ちになります。

 

例えばそこに、通りすがりの新米営業マンひやむぎがいたとしましょう。

出来損ないのひやむぎはいつもやらかしてばっかり。課長には業績を詰められ、先輩には怒られ、挙句お客さんにはクレームをもらってと散々な一日だったとします。(3割くらい実話)

そんな落ち込んだひやむぎがお腹を空かせて立ち寄ったうどん屋。そこでこんなに優しくもてなしてもらえたら。酢の物の優しい味に心までほぐれ、おばちゃんにいろいろ打ち明けてしまいそう。

ハチャメチャに元気なおばちゃんはそんなひやむぎの言葉を優しく受け止め、おいしいうどんを食べさせてくれて、そっと背中を押すように送り出してくれることでしょう。

ドラマとかに出てくる「日常シーンとして扱われがちだけどここぞという時に主人公を𠮟咤激励してくれる定食屋のばあちゃん」みたいな雰囲気です。

 

あぁ!風邪ひいたときに食べたい!優しい味のうどん!

おまけのお惣菜を堪能しているとあっという間にうどんの出来上がり。何回か行っているので、メニューごとに紹介していきます。

① 肉うどん

きし麵のような平たい麺、優しく味付けされたお肉とお出汁。これまでいろんなうどんを食してきましたが、やはり忘れられぬ味。

口に運んだ瞬間にじゅわっと広がるのは甘めに味付けされたお肉の味。

そしてそのお肉から染み出すお出汁は無類の美味しさ。瞬時にすべての負の感情を忘れられるような、スゥーっとしみ込んで体を包み込んでくれるようなそんな味。

最後の1滴まで残さずいただきました。

 

② ごぼう天そば

うどんがあんなにおいしいんならそばもおいしいはず。

そんな思いから2回目のこの日に頼んだのはごぼう天そばでした。

細切りのごぼう天は食感がしっかり残っていて、噛むたびにごぼうの風味が口いっぱいに広がるんです。

チェーン店うどんのごぼうみたいな、ちょっと太めなのも好きです。ほくほくっとしたごぼうの食感とうま味がクセになります。

だけど細切りのごぼうでもこんなにも味わいが広がるんだ。

そう思うごぼう天うどんでした。

 

③ ざるうどん

梅雨入りしたジメジメと初夏を思わせる気温の高さ。

そんなときにはツルッと食べられるざるうどんがおすすめです。つゆに特製唐辛子(後述)を入れて食べると、さっぱりしているけど辛い食欲増進メニューの出来上がり。

夏バテ防止には間違いない。暑い日にはこういうのが食べたい!の代表格です。

しこたま辛い特製唐辛子でヒリヒリした口を、きゅうりの酢の物の甘さが癒してくれるんです。

だから余計に箸が進んじゃう。これは沼るぞ…!

時期によっては販売している特製唐辛子

上述の特性唐辛子です。

「オリジナル とても辛い手作り 金唐辛子」という名前で、11月くらいになったら販売できるそうです。

唐辛子を乾燥させたりなんだりして、とにかく手作りされているこの唐辛子。おばちゃんの知り合いなのかご家族なのか、「おじさん」としか言わなかったからそれ以上の関係性は分からないけど。

おじさんが手作りしている唐辛子は卓上に置かれています。そしてうどんを持ってくるときに一緒に小瓶を添えてくれます。

これが本当においしいんです。めっちゃ辛いけど。手作りだから常時販売にはできないんだとか。あったら買っときましょう。

2024年3月16日

全国にうどん・そば屋は数あれどこの味はおばちゃんにしか作れない無類の味。

二日酔いの朝に食べれば酒で疲弊した五臓六腑を癒してくれること間違いなし、風邪をひいて食べればすぐさま病魔は退散するはず。

どこにでもありそうで、ここでしか味わえない。唐津というなかなか来ない場所でありながら、実家のような安心感がある。

常連さんがついていて、おばちゃんとお客さんで繰り広げられる佐賀トークは聞いていても楽しいし、佐賀弁がどこか懐かしさすら感じさせる空間。

うどん屋に長居は無用だが、いつまででも居たくなるお店です。あまり居座ると別れが辛くなりそう。

 

そう思っていた鶴つるのうどん。2023年6月23日に訪れ「また来ますね!」と言ってお店を出ようとした去り際。おばちゃんから衝撃のひとことが。

「そんじゃ、次の3月16日までよろしゅうお願いしますね!」

え?3月16日?

急な展開で言葉に詰まるひやむぎ。そう、御年79歳のおばちゃんは、1つ年を重ねるその日にお店を閉めるそうです。

最初はおじさん(たぶん唐辛子の人)と思い付きで始めたお店やったとよ。やけど最近おじさんの具合が悪くてねぇ。

楽しくやらしてもらったけど、80にもなるしそろそろ定年やろうってことで。せやけんそれまでにまた来てね!

おばちゃん

おばちゃんのうどん屋としての仕事をし尽くしたからこその閉店。

まだ3回しか食べたことがないひやむぎでもわかる、近所の人から愛されてずっとそこにあったお店。常連さんの感じる寂しさは如何ばかりかと。

だけど、コロナで志半ばでの廃業とかじゃなくて本当に良かったと思います。あと少ししか食べられない味。また絶対食べに行こうと決めたのでした。

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