学生時代にバイト講師として英語を教えていたんですが、当時の教え子くんが結婚祝いに「燻製BALPAL」というなんとも耽美な響きのギフトを送ってくれました。
「燻製BALのお友達(pal:仲間、相棒)」ですよ。素敵すぎませんか。
一緒にお酒飲んだの2回しかないのに僕の酒と肴の好みを熟知している我が教え子、控えめに言って好きすぎる。教え子と言うよりもはや弟のような感覚です。
そしてついに先日その封を解いたんですが…
これは幸せすぎるぞ~!!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
大好きだけどなかなか食べる機会がないいぶりがっこ、おつまみの定番生ハム、その他いろいろなものが燻製になっているではありませんか!
燻製BALPALとは
伊勢丹新宿店に店舗をあるほか、オンラインショップでも多種多様な燻製を販売している燻製BALPAL。
2020年6月には「ヒルナンデス!」でも紹介された燻製専門店です。
Twitter、Instagramにはこれでもかと言うほどに燻製の写真がズラリ。しかも写真の撮り方がプロのそれ。思わずタップしたら最後、燻製の歴史から燻製小話、新商品の紹介が始まり気が付けばカートに商品が…!あぁ指が勝手に…!
なんと罪深い…この記事を書いている最中にも日本酒が恋しくなりました。
もらったのは「バレンタイン限定おつまみセット」
なんともおいしそうな燻製が6種類も詰まったセットでした。これは1回で食べてしまうのはもったいないぞ!
【セット内容】
・ミックスナッツ
・マスカルポーネいぶりがっこ
・オリーブ燻製
・チーズ&オリーブパンチェッタ
・枝豆燻製
・3種のナチュラルチーズ&生ハム
・明太子燻製
これは食べる前から期待が高まります。
枝豆やオリーブが燻製になっているのもびっくりですが、何よりも気になるのが明太子。
あれって燻製して味変わるんでしょうか…?
第1幕 いぶりがっことオリーブ燻製
もったいないので3日くらいに分けて食べようということになりました。
まず選ばれたのはみんな大好きないぶりがっこ、そしてオリーブです。
秋田県内陸南部地方で作られる伝統的な大根のお漬物、それがいぶりがっこ。日本の燻製おつまみのなかでも代表的なものです。
そんないぶりがっこが、たくさんのマスカルポーネチーズに埋まっています。
うまい。うますぎるよ。
程よい燻製の風味があって、マスカルポーネの甘じょっぱさと滑らかな口当たり、そしてその中にパリッとしたいぶりがっこの食感がたまりません。
キリっとした辛口の日本酒なんかがよく合いそうです。これはお酒が進んじゃうなぁ~、悪魔的なおいしさ。
いぶりがっこは以前居酒屋でも食べたことがありますが、さすが燻製の専門店。スモーキーさが段違いです。
3つしか入っていないけどまだ食べたい…。
いぶりがっこは全部なくなってしまいましたが、まだチーズがたくさん残っています。
困ったときのクラッカー!即席カナッペを作ってみたところこれまた絶妙なおいしさでした。
チーズにも若干のスモーク風味があって、余韻を楽しめました。
お次はオリーブ、こちらもおつまみのちょうどいい量が入っていますね。
オリーブはサンドウィッチのSUBWAYに行ったときにいつも大量に入れてもらうくらい好きな野菜です。
家でたべる機会があまりなく、オリーブオイルを使った時にその気配を感じる程度。なかなかお目にかかることがないだけにどんな味なのかがとても楽しみです。
開けるや否やパクり。
グリーンオリーブなので果肉は少し硬め。特有の渋みと塩気をガツンと感じた後に、燻製の味がフワッと広がります。
結構強めの味わいなので、お酒はハイボールかジンソーダあたりがいいでしょうか。主張が控えめなお酒のほうがお互いに引き立ててくれると思います。
ちなみに我が家で使っているのはこちら。スッキリ飲みたいときには翠ジン、ハイボールはTeacher’sを使っています。どちらも身近なお店で販売されているのでぜひ。
第2幕 枝豆とカマンベール&パンチェッタ
2日目は枝豆とパンチェッタです。
「枝豆は枝豆やろ~」と高を括っていたひやむぎでしたが、食べてみると昨日までとは比べ物にならないくらいの燻製風味がやってきてびっくりしました。
というか枝豆がこの姿で出てくることってあまりありませんよね笑
燻製の風味を持たせるにはやはり皮があってはダメだったのでしょう。お箸で一つずつつまみながらいただきました。
枝豆って小さいしパクパク行けてしまいますが、1つ、また1つと口に運ぶにつれて燻製味が強くなる気がしました。
たぶん口の中にまだ風味が残った状態で食べたからだと思います。
お次はカマンベール&パンチェッタ。
カマンベールチーズをパンチェッタで巻いたもの。
おいしくないわけがないじゃありませんか、そのままでもおいしい生ハム(パンチェッタ)でそのままでもおいしいカマンベールチーズを巻き巻きしてるんですから。
…。
……。
どうやって食べようか、この形状。切るには小さい、しかしそのまま頬張るには大きい…。しかし硬いから箸では切れぬ…。
我が家で刺身醤油皿として使われるすみっコぐらしの小皿の真ん中に鎮座するチーズ。
ええい!どうせ家呑みだ、かじってしまえ!(良い子はマネしてもいいけど、お外ではやめようね!)
口の中に広がる生ハムの塩気、カマンベールの滑らかな口触り、そして最後にやってくる燻製の香り。
あえて言います。お外ではやめようね!とか言っときながらもあえて言います。
これはこれで正解の食べ方でした。
第3幕 3種ナチュラルチーズ&生ハム、怪我の功名
6種類あったおつまみも気が付けばあと2つに。あっという間でした。
明太子も残ってはいるのですが、そちらは別の食べ方でいただきましたので、おつまみとしてはこの日が最後。
3種のナチュラルチーズと生ハムが入ったこちら。
ゴロゴロっとしたチーズ、胡椒の効いた味付けに生ハム。しかも僕の大好きなマスカルポーネまで入っています。嬉しい限り。
そのままでパクパク、ハイネケンをゴクゴク。
たまりませんなぁ!
ちなみに僕、ビールで言えばハートランドとハイネケンが好みです。(余談)
どちらもすっきりと雑味がなくて、どこまでも透き通るような透明感のある味。苦みもそこまでなく、ビールが苦手だった禊がビールを飲むきっかけとなった銘柄です。
スーパーなどでも取り扱いがある店舗が多いので探してみてください。
しばらく飲んでいると良からぬことを思いついてしまいました。
そうだ、チーズをとろけさせよう。
こんなにおいしいチーズ。溶けたらさらにおいしくなるに違いない。温めてみよう。きっと悪魔と契約を交わしたチーズの神が降臨するに違いない。
そしてレンチンすることしばし。
なんかシチューみたいになってた。
一部原型をとどめているものもあれど、チーズとチーズじゃないところがもはやわからんレベル。チーズの神、ムリさせてごめん。
Gott ist todt.(神は死んだ)
ニーチェ先生もこんなところで引用されるとは思いもしなかったでしょう。ニーチェ先生、ごめん。
The God of Cheeseに自らの行いを懺悔しつつ、生ハムをひとつ。
…あれ?もしかしてうまくいったのでは?
生ハムにからまるとろとろチェダーチーズ。
やはり神は降臨した!
生ハムを味わった後にはクラッカーという玉座を用意。
これ、マジでうまい。神は死んでなどいなかった。
最終幕 〆の明太子ごはん
最後に残ったのは明太子の燻製。
今回のセットの中で一番意外性があったのが明太子。
「これは燻製にすべきもんなのか?」とかなり疑ってかかるひやむぎ。だけど前日までのパラダイスを思い出すと、きっとおいしいに違いないという自信が湧いてきます。
ただですよ。相手は明太子(ひと腹)、となると舞台はちょっと変えたほうが引き立つのでは?ただの白皿じゃなんだかもったいない。
そう思って準備しました。茶碗に盛られた白米のゲレンデ。
Mentai meets rice
幸せの予感 きっとあなたを感じてる
ゲレンデの歌姫、広瀬香美さんもうっかり歌詞を間違えてしまいそうな絶景。
Fall in love
ライスの神様この人でしょうか。
博多の食卓を彩る白と赤のコントラスト。今回は燻製と言うオプション付き。
白米の湯気と共に頬張れば、米の甘みとピリッとした明太子の辛み、そしてふわっと広がる燻製のスモーキーな香り。
これは燻製好きだけでなく、すべての明太子好きにも食べてもらいたいひと品です。
燻製おつまみ8種セットなるもの発見
先日博多阪急でバラ売りなら見かけた燻製BALPALシリーズ。だけどたぶんこちらのほうがコスパもいいし満足度も高いと思います。
それが「燻製おつまみ8種セット」
今回ご紹介した「バレンタイン限定セット」にも入っていたいぶりがっこ、枝豆、明太子のほかに、京鴨スモークや子持ちこんにゃくまで入っています。
記念日に、ご褒美に、いつもよりいちょっと贅沢なおつまみなんていかがですか?(`・ω・´)
今日は以上です~!
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