こんにちは、ひやむぎです。
今住んでいる家の契約更新通知が届いたんです。2年ごとの更新、今回で2回目の更新と言うことになります。思えば長いこと住んだもんだ。
前の家は2年で出ましたからね。禊(妻)と一緒に住むようになったからってこともあるんですけど
もうそんな時期かぁ、なんて思いながら更新内容を見てたんです。そしたら…
原契約 家賃 49,000円
更新後 家賃 50,000円
「近年の物価上昇に伴い、諸費用が増加しております。今回の契約更新について様々な角度から検討した結果、上記の通り変更させていただきます。何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます。」
値上げ…ねぇ。何でもかんでも物価上昇。上がる物価、上がらないどころか下がりさえしてる所得。やれやれだぜ全く。
増えるのは贅肉くらいですよ。何でもかんでも高くなる。1か月で1,000円ですが、年間に置き換えると12,000円。でかいですよ。
記念日とか、ちょっと気合入れて飲みに行くときに2人で使うのがだいたいそれくらいです。
行きつけのお店が平尾にあるんですけど、「1回の会計で伝票3枚分飲み食いして万たたき出すお客さんほかにおらんよ?」と毎回言われます。だっておいしいんだもん。それに開店から閉店までずーっといられるくらい居心地いいんだもん。
それに家から遠いからそんなに高頻度で来れないんだし、せっかくならいろいろ飲んで食べてってしたいじゃん。常連さんたちと違って、お店に行けるってのがレアイベントだから意気込みが違うんですよ。
あと、毎月の給料からNISAに回しているのもだいたいこれくらいです。
手取りの〇%って決め方だから厳密に言えばもう少しあるんですが、まあまあそれに近い金額です。
そんな金額が出ていくと考えると、月1,000円とはいえ守れるなら守りたい。ということでいろいろと調べてみました。
これは、『交渉人 真下正義』ならぬ『交渉人 乾麺冷麦』の家賃値上げ回避交渉劇です。
家賃50,000円は本当に高いのか
とはいえ、感情的に「値上げ断固反対!」と騒ぐわけにも、プラカードを掲げてデモ活動をするわけにもいきません。
もしかすると周辺の家賃相場から考えれば、今の家賃も十分に安いのかもしれません。それならオーナーさんの事情も理解できます。
まずは今の家がどれくらいの価値なのかを調べて見ることにしました。
Hey、チャッピー。教えておくれ。今のご近所の相場ってどれくらいだい?我が家って安いほうなのかい?

ひやむぎさんの部屋、5万円なら「相場より高い」という感じでは全然ない。むしろ条件を考えると、妥当〜やや安めだと思う。
続いて出てきた近隣物件の情報を見てみると、築年数が55年で、我が家より狭いのに家賃は2,000円ほどしか変わらない物件があったり。
似たような間取りだけど専用庭がないお部屋で、我が家より7,000円ほど高い物件があったり。いやぁ、家によっていろいろあるもんですわ。
家によっても色々あるもんですわ。
ほんで我が家の条件って
・築30年未満
・軽量鉄骨
・2K
・約43㎡(専用庭を含む)
・敷地内駐車場有
駐車場代込でも54,000円ほど。妥当っちゃ妥当。むしろちょっとお安いのではってくらいでした。
ん~…そうねぇ。こうして考えると、オーナーさんから「家賃を1,000円上げたい」って言われてもしょうがない部分はあるよねぇ。
少なくとも「相場より明らかに高い家賃をふっかけられた!」と怒れるような状況ではなさそうです。
それでも一応、契約書
こういう時に一番最初に見るべきなのは契約書面だと、以前書いた「エアコン修理クーリングオフ事件」で学びました。
見返しましょう。契約書。
第2条(賃料)
3. 甲及び乙は、経済状況の変動又は近傍同種の建物の賃料等に比較して不相当となったときは、協議の上、賃料等の改定を請求することができます。
ありました、ありました。この条文を探してたんです。
この条文を要約すると、経済状況(物価高とか)があったり、周辺の似たような種類の住宅の家賃と比較して釣り合わなくなったら、改定の請求ができますよ、ということ。
ただししっかりと「協議の上で」と書かれています。
つまり少なくとも今回のケースでは、一方的に通知を送りつけて「値上げすっから今度からヨロシク!」って感じじゃないようです。
少なくとも『協議の上』と書かれているなら、こちらから家賃据え置きの希望を伝えて相談するくらいの余地はあるのではないか。この条項は借地借家法の賃料増減に関する考え方とも関係してきます。
家賃相場を調べて、更新後の50,000円という金額自体は法外というほどのものではありませんでした。
だからもしオーナーさんが「どうしてもあかんねん、ほんま頼んますわぁ」と泣きついてくるような事情があればやむなし。
しかしそれならそれで、どんな理由や背景情報があるのかは聞いておきたいところ。とりあえず管理会社に問い合わせだ!
メールで問い合わせたところ…?
問い合わせで大切なのは、如何に感情を込めず、淡々と。それでいて、相手の立場も慮った文面にできるかだと思うんです。
これで「値上げなんてありえない!あんた、うちの家計がどんだけ厳しいか分かってんの!!」ってヒステリックな文面を送れば、担当者と揉めるのは不可避です。
だって自分から揉めに行ってるやん。そんなん僕が担当者側やったらイヤですよ。駄々こねるんじゃないの!みんな大変なの!って怒りたくなります。
喧嘩したいわけじゃない。今回の値上げにどんな理由があるのかが知りたい。真相を知って、こちらが納得できる理由なら値上げも受け入れる。そのうえで、確認したいことはきちんと白黒つける。それが大事だと思うんです。
ってことで交渉人・乾麺冷麦が送った文面はこんな感じ。
いつも大変お世話になっております。更新のご連絡と、家賃値上げのご提示をいただき確認いたしました。
物価高による諸経費の高騰は理解しておりますが、こちらの生活費も逼迫しており、月1,000円、年間12,000円の値上げは家計にとって小さくない負担となります。 私はこのお部屋は大変気に入っており、今後も長く、綺麗に大切に住み続けたいと考えております。
大変恐縮なお願いではございますが、今回の更新につきましては、何卒これまでの家賃(据え置き)にて更新させていただけないでしょうか。
また契約書第2条3項では、経済状況の変動等により賃料が不相当となった場合は「協議の上、賃料等の改定を請求することができる」とありますが、今回の1,000円の増額について、具体的な改定根拠をご教示いただくことは可能でしょうか。 よろしくご検討の程、お願い申し上げます。
久しぶりに書いた、ビジネスメール文面。
普段こんなブログで「増えるのは贅肉だけ」なんて言ってる人間ですが、ちゃんとした文章も書けるんです。
管理会社だって入居者と揉めたくて仕事してるわけじゃないんだし、「値上げ断固反対!絶対に認めんぞ!けしからん!」と喧嘩を売る必要はありません。
むしろ今回は値上げの理由、1,000円という金額の根拠を確認したうえで、できることなら据え置きにしてほしい、だけどオーナーさんの事情によっては受け入れますよ。だから相談させてくださいね。
そんなスタンスです。
大手ディベロッパー系列の管理会社だし、さすがに感情論で「イヤなら出て行けよ」とはならないはずです。たぶん。コンプラが仕事するはず。
ということでメールを送信!
そしてオーナーさんからの回答は……
その日のうちに電話が来ました。ドキドキ。『家なき子』ならぬ『家なき冷麦』になってしまうのか。「同情するなら鍋で茹でてくれ」なんて言う日が来るのか。
あのセリフは幼き安達祐実が言ったから響くのであって、31歳の僕が言っても誰にも響かんだろう。頼む。お願いだから「出ていけ」とだけは言わないでください…!
「オーナーさんと協議したんですが、据え置きで良いそうです!」
…はぇ?意外とあっさり。拍子抜けの回答でした。なんだったの…?
「ひやむぎさんから送っていただいた文面をオーナーさんにそのままお見せしたんですが、そしたらこのままでいいとのご回答でした。改めて更新手続きについて後日ご案内しますので、今お手元にある更新通知は一旦そのままにしておいてください」
おお、ちゃんと伝わっとるやんけ。メール文面。
交渉人・乾麵冷麦が思った以上に仕事したようです。
「今回の値上げのご相談、実はオーナーさん側の固定資産税増と修繕費の高騰が主な原因だったんです。」
あぁ…確かに理解できる事情でした。修繕費なんてそりゃ上がりますよね。資材から人件費から、何もかも高騰してるんですから。
「ただ、次回更新の際の状況によってはまたご相談させていただくかもしれないので、その時はまたよろしくお願いします。」
そん時になってみらな分からんもんな。
ということでなんともあっさりとした回答でした。何はともあれ、一件落着。年間12,000円を無事守ることができたようです。
オーナーさんだって、苦渋の決断だったことでしょう。それでもこちらの希望をちゃんと聞いてくれる人だったようです。
僕にできるのは、その恩を仇で返すことのないように綺麗に大切に住むのみ。
ミッション、クリアです。
今回の件で思ったこと
今回の件で伝えたいのは「値上げされたから絶対に拒否するべき!」というような話ではありません。
周辺相場を調べると、今の家賃は妥当な金額でした。
オーナーさんにも固定資産税や修繕費の高騰という事情がありました。でも、何も言わなければそのまま値上げされていたのかもしれません。
一度契約書を確認して、相手の事情も聞き、その上で自分の希望を丁寧に伝えてみた。その結果、据え置きという判断になりました。
だから、交渉の余地があるのか、聞いてみるだけでも結果は違うということです。物価高の昨今。今回のようなどうしようもない値上げもあれば、それに便乗した悪質な値上げもあるでしょう。
自分に降りかかった値上げが、果たしてどちらなのか。
契約書を確認し、相場を調べ、必要であれば相手に聞いてみる。
聞いてみるだけで、今回の僕のように結果が変わることもあるのです。
【広告】大切なの「お金を守る力」を教えてくれた本
今回、家賃の値上げ通知が届いてから、自分なりに契約書を確認し、周辺の家賃相場を調べ、オーナーさんにも話を聞いてみました。
正直なところ、以前の僕だったら「家賃が上がるなら仕方ないか」と、そのまま受け入れていたかもしれません。
でも今回は、少しだけ立ち止まって調べてみたことで、結果的に家賃は据え置きとなりました。
もちろん、すべての値上げを拒否できるわけではありませんし、大家さん側にも事情があります。
ただ、「知らないまま言われるがままにする」のと、「自分で調べた上で納得して判断する」のでは、大きな違いがあります。
そんなことを考えていたタイミングで、僕が普段から参考にしている両学長も、ちょうど家賃の値上げについて動画で取り上げていました。
今回の件が気になる方は、こちらの動画も参考になると思います。
そして、「そもそもお金のことを何から勉強したらいいの?」という方には、僕は『改訂版 本当の自由を手に入れる お金の大学』をおすすめします。
投資だけではなく、今回のような固定費の見直しや、お金を守るための考え方なども含めて、幅広く学べる一冊です。
「お金を守る力」を始め、様々な金融リテラシーについて分かりやすく解説されています。見かけたらぜひ手に取って読んでみてください。
今日は以上です(`・ω・´)ゝ

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