ひやむぎ日記を始めて早いもので2か月。その割に投稿が少ないのは仕事が捌けずに、あとぐうたらな生活のせいなのでところかまわず直截に言えばただのサボりなんだと思う。
いや、ちゃんと仕事もしてますよ?ほどほどに。
いつも書き散らかしているこのブログですが、実はとある目的で書き始めたものなんです。なのでこれを読んでお手伝いしていただけるならありがたい限りです。
ブログを書く理由、それは「もっとバス会社を知ってもらいたいから」
これまでのひやむぎ
前職ではとあるトラックディーラーにお世話になっていた。直接社名を出さずに、しかしわかる人にはわかる言い方で言えば、「1000、2000番台」だ。
この記事を読むくらいの方なら、おそらくこの意味は分かっていただけると思う。
いつまでもどこまでも走る走るあの会社だ。
バスが好きだと面接でごり押しした結果、満場一致で採ってもらえた。しかし控えめな性格が災いして営業成績は恐ろしいほどの低空飛行。会議で槍玉に挙がり、事務所に居場所はなく、毎日が憂鬱だった。
かわいい彼女がいてくれたおかげでなんとか保てていたメンタルも、フラれてからというものさらに不安定になった。
「畜生、転職だ。」そうして拾ってもらったのが今の会社だった。
ひやむぎ、27歳
バスとは何の関係もないかのように思えた不動産屋だったけど、実はかなりバスと繋がっていた。
そりゃそうだ。Twitterやほかの記事をご覧になった方ならお分かりだろうが、ひやむぎは一日の大半をよく写真を撮っているあの場所で過ごしている。
というか写真を撮っているのはたいてい仕事の前後、もしくはど真ん中だ。でもこれも担当業務の一つなのだから誰も文句は言ってこない。呆れられているだけかもしれないが…。
路線だって通っているし、修学旅行で入って来たりもする。コロナ騒ぎ忘れていたが、2018年までは日本全国津々浦々の観光バスが押し寄せる場所だったのだ。
そして2021年夏、すべての出発点となるある出会いがあった。
鹿屋と福岡の路線バス?!
鹿屋。前職の同期が鹿屋体育大学出身だったから偶然知っていたあの辺境の地。鹿児島にある2つの半島の、右側。雨が降ればすることがなくなるという場所。
彼から聞いていた話があまりにも自分の知っている大学生生活とかけ離れたものだったため、勝手に「となりのトトロに出てくる里山の風景」みたいなイメージを持ってしまっていたのだが、彼曰くそんなところらしい。
ちなみに最初ひやむぎはこれを「しかや」と読んで失笑された。「かのや」って読むんですってよ。わかるかい。
そんな鹿屋と糸島をバスで結ぼうとするバス会社があるらしい。別の部署からそんな話を聞いた。と同時に何かしらのニュース記事でそんなのを読んだ気もした。
天神か、博多か。そのどっちかだと思っていたのだが…。
「えぇ??キャナル??」
そんなことがあるのかと耳を疑った。将来的に地下鉄が通るとはいえ、アクセスがいいとは言えない。「キャナルシティ博多前」バス停からキャナルシティ博多は見えないし、「キャナルシティ博多イーストビル前」は地下鉄工事のおかげでバス停があっちに行ったりこっちに行ったりしている。
地下鉄に乗るにも上川端商店街を10分くらい歩かないといけないし、渡辺通駅だったら屋根もないなか15分だ。JRに乗りたくても博多駅まで歩いて10分弱かかる。
そんなキャナルにバスを発着させる場所なんて…
「あ、あるわ。」
そうしてあれよあれよという間に開通日が決まった。
開通して気づいたアンバランス
実はこれだけ語っておきながら、高速バスに乗ったのは人生でたったの2回。そのうち1回は小学4年生だったし、かなり急な用事だったから正直あまり覚えていない。
あとの1回は2年ほど前。天神から小倉まで、先輩に会いに行った時だ。西鉄天神高速バスターミナル(以下天神BT)では電車に乗るときのように切符が買えた。だから特に困ることも、むしろ何も考えずにバスに乗れた。
それがスタンダードなのかと思っていたが。
「え?ネット予約だけなんですか?」
開通する直前に、チケットはどこで買えるのかと思って件の鹿屋線の運転士さんに聞いてみたのだ。めちゃくちゃ意外だった。バスなんて来たやつにひょいっと飛び乗るだけなのかと思っていた。乗り過ごしたってどうせ後から来るしいいやって思っていた。
西鉄マジックに目がくらんでいたのかもしれない。そんなことでは到底他県では渡って行けまいぞ。
だけどネット予約って例えば、「福岡 鹿屋 高速バス」みたいに調べないと出てこない。バス会社側から情報発信しても、受け取る側が検索という行為をしなければその情報は届きようがない。
もったいないやん…。いつもピカピカなバスで迎えに来てくれる運転士さんの苦労、報われんやん…。
燃料代も高い、車両価格だって上がる一方。環境性能が上がった今のバスにはアドブルーだって必要になる。
だけどお客さんに気づいてもらえなければ、ネット予約というステップまでたどり着いてもらえなければ、売り上げは立たない。
そりゃあ運転士さんのお給料が上がらないわけだ。
それに加えて今のご時世にそぐわない長い拘束時間だ。それも相まって運転士不足はさらに加速する。人が足りないからダイヤ優先になる。十分に育たずに現場に突っ込まれ、そして辞めていく…。
一度ハマるとなかなか抜け出せない、人生ゲームで言うところの「開拓地」状態だ。
「そんなバス業界の助けに!」なんてご高尚なことを言うつもりはなくって、というかそれは行政とかバス業界がやっているわけで。
だからひやむぎは、まず小さく始めてみた。少しずつ味方になってくれる人を探そうと。そしてアイデアが出たらまた小さく広げてみようと思う。
これからしたいのは動画作り
バスって広告とかとは少し縁遠い気がしています。西鉄やその他大手なら話は別ですが、路線が1、2本だけの会社の動画って見たことがありません。
でもそんな路線に魅力が無いわけないし、綺麗な景色やおいしいグルメは探せば絶対に見つかるはず。
何も無いと思っていた鹿屋に、「ユクサおおすみ海の学校」みたいな大自然を楽しめる場所があったように。
そんな沿線の魅力を映した動画や記事を書きたい。そして訪れてもらいたい。
まだまだ始めたばかりだけど、ひやむぎはそんな思いで今日も書いてます。
コメント