こんにちは!ひやむぎです!久しぶりにものすごく面白いアプリを見つけてきたのでご紹介します。
僕のブログの読者さんの多くはバスオタクということで、交通機関を追うという特性上「道路」という存在は切っても切れないでしょう。
そしてそんな中で「昔はこんなだったよな」と懐古することも少なくないと思います。
そんな時にちょうどいいのが「昔の航空写真地図」というアプリです!
昔の航空写真地図とは
Wana Kijiji Appsが提供するこのアプリでは、現在の街の様子と比較しながら、昔の航空写真を見ることができます。
昔の地図や航空写真自体は国土地理院の「地図・空中写真閲覧サービス」やその他のWEB上サービスで見ることが可能です。
また福岡市近郊に絞るならば、みんな大好き山田全自動さんが運営する「福岡市街地図」でパブリックドメインとなった地図を見ることができます。(このブログを書くのに久しぶりに開いたら以前よりも掲載されているものが増えていました。嬉しいです。)
ただ今回紹介するアプリには、WEB上のサービスにはない機能があり、それがとても使いやすく便利なのです!
↓ダウンロードはこちらから!
今と並べて見比べて。このアプリだからできる楽しみ方!
前述とおり、国土地理院のHPなどでは過去の地図や古地図の閲覧が可能です。任意の場所を指定すればぱっと表示されます。
僕も暇なとき、よく見ていました。自分の生まれ育った街なんかを調べて、小学校の周辺の道路なんて何回見たかわかりません。笑
ひやむぎの地元、南区花畑周辺。下の原というバス停が実家から最寄りでしたが、現在の地名である花畑1丁目とはなんの脈絡もない名前。だけど古地図を見てみるとそのヒントとも思える情報が得られたりします。
あと学校の後によく遊んだ仲の原公園も、地図にある「中原」という地名から来たのでは…?と想像が働きます。
楽しいんですよね、こうやって過去と現在をリンクさせていくのって。なんだかタイムスリップしている気分になります。ただこんな風に見ていくと「あれ…これってどこの道だろうか…?」となる瞬間が訪れることが多いんです。
「福岡市街地図」に掲載されている地図の中でも、1955年以降の地図はとても細かく書かれるようになっているため縮尺の歪みなどは特に無くなっています。Google Mapで現在の地図と見比べてみてもほとんど変わらない精度です。
それでもあくまで印刷物であるため、描ききれずに省略されてしまった道もあるようです。
ぐぬぬ…見れないと分かると余計に見たくなってくる…!
そんな時に役に立つのが今回紹介するこのアプリです。
インストールするとすぐに使えるようになるので、位置情報をONにしてスタートします。※画像はタブレットの画面なので、スマホだともう少し映る範囲が狭くなります。
右側はGoogle Mapと連携している現在の街の姿。では左側は…?
左下にあるオレンジ色の丸の中には76の文字。そう、これは1976年の同じ場所で撮られた航空写真なんです。
幼少期のひやむぎはこの+マークの辺りに住んでいました。1976年と言えばこの記事を書いている2024年から数えて48年前。
御年50になるひやむぎ母がまだ幼子も幼子の時代です。2歳くらいでしょうか。このアプリに当時の人と会って会話する機能も実装されていたなら、課金してでも当時(もしくはもう少し後の年代)の母に会いに行って「子どもにやたらと干渉する母親になるんじゃないよ」と言いに行きたいです。
話が逸れました。しかも読者さんがなんともツッコみにくい方向性に。失敬失敬。
48年前、ひやむぎの旧家の辺りには田畑が広がっていたようです。都市高速なんてもちろんないし、田んぼばっかりのところに若久通りなんて道路が通るなんて誰が予想したことでしょうか。
このようにアプリでは、現在の航空写真と昔のそれとを横並びにして見比べることができるんです。PCでブラウザのタブを2つ横並びにするよりも操作が直感的でラクラク。
右下の「設定」タブからマップタイプを変更すれば、現在の航空写真はGoogle Mapに変更することもできます。しかも+マークはそのまま表示されるので大体どの辺りかはひと目で確認ができます。
古地図よりも掲載範囲が広いのもポイント!
今でこそGoogle Mapやそのほかのマップサービスのおかげで地球上のほとんどの場所をスマホで見ることができるようになりました。ストリートビューも一緒に使えば画面上でどこにでも行くことができますよね。(北朝鮮とかじゃない限り…)
ただしさすがは印刷物。古地図になると見ることができる場所って限られるんです。
例えば先ほどの例。福岡市南区花畑周辺を「市内地図ふくおか(昭和39年(1964))」で見ようとすると…。
端っこも端っこ。というか全部描かれていない。旧家なんて地図の外です。免許試験場ができる前は誰も行く用事がないような地域だったんだと思います。中尾くらいまで載せておけばいいか~、みたいな感じでしょうか?
そして例をもう一つ。今僕ら夫婦が住んでいるのは早良区次郎丸周辺なんですが、それを見ようとすると…。
もしかしたら別の地図や付録的な位置づけで次郎丸も収録されていたのかもしれませんが、少なくともメイン地図にはスタメン入りできなかった様子。
もうひとつ前の地図が1955年発行の「福岡市外地図」なんですが、そちらを見ると講倫館高校前のバス停がある辺りで見切れて、箱崎周辺図となっています。
テレビの天気予報で言うところの「そのまま映したら沖縄が入らないから日本海の一部借りるよ」的な状態です。おそらく当時の人口や主要道路を考えても、早良区南部は有田くらいまであれば十分だったんでしょうね笑
そんな場合でもこのアプリであれば航空写真で見ることができます。ということでアプリで1965年の次郎丸駅上空にタイムスリップしてみると…。
こりゃあ…地図載らんわ…。色が付いていなくたって瞬時にわかります。見渡す限りの田畑と森林。当時の空はさぞかし広かったことでしょう。
ちなみにこのアプリで遡れる一番古い航空写真が戦後すぐの1947年ですが、それがこんな感じ。現在の原通りの前身である道がまっすぐ一直線に通っていて、その周辺にぽつぽつと家がある。住宅地というよりも、飛び地飛び地で存在する集落のような感じ。
どの辺まで人が住んでいた痕跡を見ることができるかと思ったんですが、四箇田団地以南はNo Dataとなってしまいました。
編集後記:古地図と併用すれば当時の風景にぐっと近づく!
航空写真は古いほうから1947年、1965年、1976年、1989年、2010年があるので、対応する古地図と見比べながらアプリを使えば当時の地名や存在した施設も合わせた当時の様子を知ることが可能です。
さすがに航空写真には住所などの記載はありませんからね。あと古いものになればなるほど画質も粗くなるため得られる情報が限られます。
古地図とこのアプリを並べて使って、当時あった施設などの情報を拾いつつアプリで実際に空から見てみるという使い方がベストなのではないでしょうか!
ぜひアプリDLして、思い出の地や今住んでいる場所の昔の姿を見てみてくださいね!※案件ではありません。勝手に紹介してるだけです。
今日は以上です!
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