こんにちは、ひやむぎです。

前回に引き続き、禊のしんどみ日記をお送りします。今回のに限っては禊に文章を書いてほしかったんですが、禊にそれを言ったところ「お前が書け」と一蹴されたので頑張って自分で書きます。
なんで禊に書いてほしかったかというと「加害者:ひやむぎ、被害者:禊」的な内容が多いからです。
こんな書き方すると「え、もしかしてひやむぎにはDVの気が…?」と思われるかもしれませんが、心配ご無用。大事な禊に僕が手を挙げるなんて天地がひっくり返ってもありえません。
ただ、今回の話に限っては僕は完全な加害者。特に罪状はないものの、例えばなおさんあたりを裁判長に抜擢、ランダムに選んだ10人のフォロワーさんを裁判員にした裁判を起こしたとしましょう。
そしたらきっとみんな面白がって「ひやむぎにこちょこちょ30分の実刑」みたいなことになりかねません。
そんなことになりかねない事件をまさか自分の手で書かないといけなくなるとは…。では、どうぞ。
寝相がとても悪い
ふたりでいると7:3くらいの割合で禊がよく喋るんです。マグロって常に泳いでないと死ぬっていいますけども、たぶん禊は喋ってないとそうなるんだと思います。
だからふたりでいると何かしらお話しています。
それじゃあひやむぎが静かなのかと言われればそんなこともなくって。ボケとイラズラのオンパレード。まもなく齢31になり、アラサーというカテゴライズを確かにするというのに家での振る舞いはおそらく小学3年生のそれ。最近の小学3年生っておませさんが多いから、もしかするとそっちの方がおとなしいかもしれません。
リビングにメイク中の禊が居れば、妙なダンスで気を散らす。
キッチンに料理中の禊が居れば、かわいいパンダの動画を見せ。
ソファで禊がくつろいでいれば、足の裏をくすぐりに行く。
トイレの外からドリフターズのBGMを流したこともあった。
いらんちょっかいを禊にかけるのが生きがい。たぶん僕も禊とベクトルが違うだけでマグロタイプな人間なんだと思います。阿呆やってないと生きていけない。
Xで突如として繰り広げられる「ひやみその夫婦漫才」的なやり取りは、その阿呆さがTLに滲み出たものです。
そんなふたりにも夜は巡ってくるものであり、夜に弱いひやむぎは禊よりも先に夢の世界へと誘われます。禊は寝つきがすこぶる悪いので、寝ているひやむぎを眺めつつ過ごしているのだそうで。
ようやく静かな時間が訪れる、何も知らない僕はそう思っていました。
禊にとってはこれからが正念場だったそうです。
ある夜のこと。いつも通り床に就いて3秒で眠りこけたひやむぎの隣で、これまたいつも通り入眠を待ちつつもぞもぞする禊。
待つことしばし、ようやく禊が眠りの入り口に差し掛かったその瞬間。あお向けで寝ていたひやむぎが突如禊のいるほうに寝がえりました。そして今までおよそしたことがないほどの力強い熱烈はハグ。
かと思えば抱き着いてきたくせに「よし、満足した」とでも言いたげな様子で突き飛ばし、禊に背を向ける形で何事もなかったかのようにスヤスヤと寝息を立ててもっかい寝たのだとか。
わずか15秒ほどの出来事。豆鉄砲を喰らったハトのように何が起こったのかわからない禊。
眠りの入り口、フェードアウト。現実に引き戻されし禊。
翌朝禊を起こすと開口一番に「昨日あんたのせいで寝れんかったわ」とクレームを受け付けましたが、無論覚えているはずもありません。
豆鉄砲を喰らったハトのように何が起こったのかわからないひやむぎ。
おれはそんなことしとらん。知らん、知らんぞ。そうシラを切ろうとした僕の脳裏に夢の中の光景がフラッシュバックしました。
「禊が謎の酸欠で倒れる夢」
あぁ~、人工呼吸してた気がしないでもないなぁ…。夢の中では禊を助けていたのに、現実世界では一転禊を苦しめていたとは。
ひやむぎの寝相はすこぶる悪いようです。
寝言がとてもうるさい
またある夜のこと。この日は線状降水帯情報が出るほどにとんでもねぇ雨が降った日でした。
寝ていた禊も窓を叩く雨音で起きてしまったそうです。
その隣で我関せずと言った寝顔でスヤスヤと眠るひやむぎ。
おそらく夜中に地震とかが来て、生き残るのって禊のほうだと思います。震度3くらいじゃ起きれる自信ない。せめて5はないと。
2016年4月に発生した熊本地震。福岡市内も相当な揺れに見舞われましたが、眠れないなんてことはありませんでした。
夜中にもひっきりなしに緊急地震速報が鳴っていたのは覚えていますが、それで起こされることもなく。「夜中の地震で眠れなかった」と眠い目をこする友達に「え、地震あったん?」と聞き返したことが何度も。ちなみにその時の福岡市内の震度は4だったそうです。
それくらいよく寝るひやむぎ。寝る子が育って183cm。僕がもう少し夜更かし好きだったら、こんなに育ちはしなかったでしょう。
そんな寝る子が育って出来上がったひやむぎが雨音程度で起きるはずもなく。禊が隣でそれを羨ましく眺めていたそうです。そしたら…
「おれね、ねむたいからいっぱいねるんだよ」
そ、そっかぁ。
「おれね、ねるのとくい、すごくがんばってる」
頑張らんくても寝れるもんなぁ。
「みそぎの、ぱんつ」
は?
「といれいってくるね」
行っといで。
「といれいってきたよ」
おかえり。
「もやしのなむるたべる」
いっぱいお食べ。
zzz…
人が起こされて悶々としとるのに何をこやつは呑気に。そういうやり取りが夜な夜なあっているらしいんです。
翌朝禊を起こすと開口一番に「昨日あんたのせいで寝れんかったわ」とどこかで聞いたようなクレームを受け付けましたが、無論覚えているはずもありません。
寝ることに対して成果報告をした覚えもなければ、禊の下着を漁った覚えもなく。大好物ではあるものの夢の中でもやしのナムルを食したのも知りません。
禊が面白がって、スマホのボイスメモを横に置いて寝たこともありました。しかしそういう時に限って喋らないのがひやむぎ。深海の底みたいに静かだったそうです。
禊に安眠は訪れるのか…?
今回は以上です!
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