こんにちは、ひやむぎです。
先日Twitterを眺めていたらこんなのが目に飛び込んできました。
クリエイターの〇wacca〇わっか〇(@wacca005)さんのツイートです。
なんか見たことのある景色だなぁ～。あ、全部福岡のの景色か。パステルな色合い、福岡に住んでいれば誰しもが見かけるいつもの景色。
そんな日常の一瞬の風景が鮮やかに彩られて、まるでドラマのワンシーンのよう。
なんだろう、すごく好き。
小説のワンシーンみたい。
絵といいコピーといい、とても刺さる。
まるで写真のようだけど、よく見るとイラストだった。それが第一印象でした。
青春の甘酸っぱさ、思い出のほろ苦さ、懐かしくもあり寂しくもあり、そして将来へのワクワクもある。
たくさんの気持ちがいっぺんに押し寄せてきました。若い世代にはもちろん、大人世代にもグッときませんか？
なんだか『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のワンシーンのような。『今日までそして明日から(吉田拓郎)』流れてくるような。
それでいてHoneyWorksの楽曲にありそうなタッチのイラストと、もさを。の曲にありそうなBGM。
大人世代にはどこか漂うなつかしさが、イマドキ世代には世界観がきっかけとなって引き込まれる。そんな魅力的な広告ではないでしょうか！
恋する乙女と西鉄電車
まずは「電車」篇から。
制服は西南学院高校と三井中央高校を混ぜたようなデザイン。やっぱりブレザーの制服っていいですよね～。ひやむぎの高校は学ランだったので密かに憧れていました。一度着てみたかった。
学園もののアニメやドラマでも主人公は大体ブレザー。『斉木楠雄のΨ難』くらいじゃないですかね。学ランなの。かなり前衛的なデザインですけど。
はい、いつもの話の脱線はこれくらいにしておいて。
学校帰りでしょうか。身長差のある二人。肘が曲がるくらいにつり革を持つ男子と、肘が伸び切るくらいにつかまる女子。
たぶんドア横の手すりのほうがつかまりやすいんだけど、左に行くと好きな人から離れちゃうし、かといって彼に言うのはちょっと恥ずかしい。
そんなつり革一つ分の距離感が初々しい。男子の顔は女子のほうを向いているのに対して女子は恥ずかしくては車窓を眺める。ただ少し男子側に向いているのと語りから、本当はもっと顔を見たい。照れてる。可愛い。
ドア前は通路塞いじゃうんだし、がら空きなんだから座りなよ。そうすれば隣同士ですよなんて下世話なことを言いたくなる。
お互い照れて、気恥ずかしさが勝って…。ああもうじれったい！
大学生の頃に塾の先生のバイトしてたから、たまに生徒の恋バナとか聞いてたわけですよ。だからその子たちの姿を重ねて考えちゃって。
てぇてぇなぁ…。
あれ…？あのふたりって…
お次は「大画面」篇です。
待ち合わせの定番、天神大画面前。
大画面前にもいくつか種類があって、バス側、スタバの看板前、大画面の右側（どちらから見た右側かで意見が割れる）なんかがあった。
学生時代はそこに行けば必ず誰かしらに会える場所。大人になって「あの時の自分」と同じように待ち合わせをする子たち多数。もう、僕の知り合いはどこにもいない。都会に取り残された焦燥感を感じる。大人になったなぁ。
大画面の左側に佇む大学生風の男子が待つ「君」とはつまり恋人のこと。久しぶりってことは遠距離恋愛なんでしょうか。進学、就職で離ればなれになったのかな？
帰省して、実家にいるのも落ち着かなくて早々に身支度を済ませて出てきた男子。彼女に会えるのがよほど楽しみだったんでしょうか。
いいじゃないか。女性は待たせるものじゃないからね。
久しぶりの「同じ場所」はあの頃とは随分変わったのではないでしょうか。天神コアも福ビルも更地になり、その奥に天神ビジネスセンタービルが建ちました。これからもどんどん変わりゆくこの街の未来はもっとまぶしいものでしょう。
ちなみに、前述の「電車」篇に恋する乙女が出てきましたが、待ち合わせのカップルはあのふたりの将来の姿だったりするのでしょうか？
妄想は広がります。末永く仲良くするんだよ～( *´艸｀)
変わる街、変わらない空
「天神交差点」篇の主人公は女子高生でしょうか。キャップから覗く髪が風になびく姿が印象的です。
福岡の空は空港が近いおかげで広い。だから中心部のさらにど真ん中天神交差点でも、コンクリートジャングルにならず青空を見ることができます。
お買い物か、遊びに行く途中か。ふと足を止めて見上げた青空には目的地を目指す飛行機が。
「世界にはどんな人がいるんだろう。ここが、まだ見たことないような人と出会えるまちになるといい。」
このコピー、英語を学び始めた頃の自分を思い出しました。
あれは高校１年生の時。同世代くらいの韓国から来た女性に道を聞かれたんです。百道浜まで。それまでは英語の時間なんてお昼寝と同義だったひやむぎ。めちゃくちゃ後悔しまして。
なんか中学校で習った気がするような、自分で今勝手に作ったような語彙で頑張りました。３割も伝わった自信はないけど、なんとか到着。一緒に写真撮って（自分の携帯では撮り忘れた）、よくわからんウエットティッシュを２パックくれました。
「もっといろんな人と会ってみたい」
天神交差点で空を見上げる少女と同じことを思いました。この子の抱く夢がひやむぎのそれと同じなのか、はたまたもっと壮大な夢なのか。
青く果てしなく広がる空は、これから無限に広がるこの子の未来と重なりますね。
次回予告と編集後記
まだまだ語り足りませんが、あと２つのCMについて書いてしまうとかなり尺の長い記事になってしまいそうなので一旦この辺で。
次回は「エレベーター篇」と「空港篇」について語りたいと思います。
ちなみに今回紹介するCMすべて、どこかに猫が隠れていました。〇wacca〇わっか〇さん、きっと猫がお好きなクリエイターさんなんでしょうね。
僕も猫が好きなので探すのが楽しかったです。
読者のみなさんもぜひ探してみてくださいね！
今回は以上です。次回も乞うご期待です～！
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